みやぎ木造住宅コンクール5年連続受賞

2024/05/08
一点もの一枚板で創る...
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家づくりの現場から

随時更新!刻々と変化する現場の状況を、
思いの丈込めてお伝えします。

「八掛け」で納める。

2024年04月7日

廻り階段に納まる障子の小窓。

下記の写真、障子のまわりをよ~くみてください。通常あるべき21mmくらいの建具周囲の窓枠が非常に薄いのが確認できるかと思います。
薄さ3mm、5mm?でしょうか!?

これは非常に奥深い窓枠廻りの納まりです。

「八掛け納まり」は窓枠、四角の先端角を刀のように加工します。この斜めになった場所に漆喰などの左官仕上げを塗りかぶせていきます。
別名、「刀掛け納まり」とも呼ばれます。

手間を惜しまず、じっくりと手を加えることで、とてもきれいな納まりになります。

posted by しん at 10:39 PM

外壁・杉板押縁張り。その2:押縁

2024年03月31日

横山の家より。

前回の外壁杉板張りのブログではまず墨出しをしてバランス良く、板張りを施工する作業でした。

さて、杉板張りの次の作業に入ります。
板張りが終わると、建物の角にL字型に加工した木材を取り付け、軒天と外壁の取り合いにも木製廻縁(仕上げ材)を取り付けます。

そして板と板の間に押縁と呼ばれる板の伸縮する動きで隙間が出るため縦に一本一本、押縁を取り付けていきます。

取付する押縁はまず仮留めをしてから木下地組の横通気胴縁の間隔に真鍮釘を使い玄翁(げんのう)で真っすぐに手打ち作業をしていきます。

この時、真鍮釘の横ラインはあちこち打ち込むと波打って見えるため注意が必要です。
水糸を端から端に張って一直線に丁寧に打ち込んでいきます。

前回に引き続き杉板の良いところとして、
・地震などの揺れに対してひび割れなどの破損するリスクは非常に少ないです。
また杉板ですのでライフラインが止まっても燃料にすることができます。

外壁材はそれぞれメリット、デメリットがございますので皆さん良く、ご検討してみてください!

「地元宮城、津山町の山の木で家を建てる。」二部にわたり、外壁杉板張りの記事でした。

posted by しん at 10:36 PM

外壁・杉板押縁張り。その1:板

2024年03月20日

横山の家より。

外壁に張る杉板は水槽浸けされ自然なグレー色になりました。

さて、いよいよ杉板張りの施工です。板張りの作業は弊社では大工さんの仕事になります。

まず現場では施工する面(北面、南面など)ごとにバランス良く、板の割付作業を行ない外部フードや照明など外部面に取付される器具類が杉板のセンターに来るように仮打ちしながら正確に墨出し~確認をして板を開口していきます。

片側によって押縁に大きく重なったりするととても目立ちますので注意です。

また板の継手部分も重要ですので自然に水が流れていくように加工して取付していきます。

杉板は水を吸っても乾きが良いので変化はでにくいです。塗装に関してはお施主様のご要望にもよりますが無塗装や木材保護塗料は自然なグレー色が濃くなっていきますが塗装をした場合は美観上、再塗装が必要になる場合がございます。

杉板は軽量ですので建物に負荷がかかりにくいところも良いところです。

 

posted by しん at 8:30 PM

霧除けversion2。

2024年03月13日

横山の家より。

木製霧除けversion2完成しました!

外部窓上にしっかりと取付られた造作加工した杉板とガルバリウム鋼板の霧除け。

ガルバリウム鋼板仕上げは今回、杉板加工寸法変更に伴ない標準仕様プラス板金屋さんにひと手間、お願いしました!(ちょっとした違いですが)

この作業をもって外壁杉板張りの準備が整いました!

posted by しん at 10:18 PM

外壁下地、通気胴縁。

2024年03月10日

横山の家より。

天気を見ながらの外部作業。

土台から上へ自然空気が通る通気胴縁は杉板張りのため現場ごとに桧材を用いて大工さんが加工して一定間隔にて現場取付が標準仕様になっております。

 

posted by しん at 11:53 PM

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