みやぎ木造住宅コンクール5年連続受賞

2024/04/24
お陰様で16年を過ぎ...
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家づくりの現場から

随時更新!刻々と変化する現場の状況を、
思いの丈込めてお伝えします。

桧の枝と外壁杉板張り。

2020年12月5日

「5層2.5階建ての家」より。

気が付くと早や12月……….

こちらの現場も自然乾燥させていた外壁の杉板が現場に搬入。板張り作業が始まりました。

乾燥している丸太を使い製材して、赤太の部分を使いますがこれが中々、大変な作業。

丸太は白い部分を”白太”と呼び、赤い部分を”赤太”と呼びます。

白太は樹皮に近い部分で養分を貯蔵・分配をしたりしているところです。水分や養分が多いので虫食いの多い場所でもあります。
逆に赤太は白太に比べると耐朽性が高いとされ、構造材に赤太が使われるのが多いです。

白太は柔らかく、赤太は堅いです。

下の写真は押縁を取り付ける前の状況です。

現場では簗田大工さん、ときにノミの刃もかけると言われる固いヒノキの枝を抜け節(死節)にねじ込み、節を蘇らせます。
これなら太陽の日差しを浴びて、乾燥し抜け落ちることはまずないでしょう。

 

posted by しん at 10:16 PM

壁もきっちり断熱セルロースファイバー。

2020年11月25日

「輪と和をつなぐ家」/「5層2.5階建ての家」より。
天井断熱につづき~断熱最後の仕上げは外壁のセルロースファイバー断熱工事。

創、お馴染み標準断熱工事。
柱間の断熱層に、地元石巻の企業さんが創るセルロースファイバー(新聞古紙)を厚さ120㎜にきっちり吹込み断熱していきます。
これで断熱工事は無事完了です。(今回も圧パンパンです。)

posted by しん at 11:31 PM

外壁杉板、塗装見本をつくる。

2020年11月21日

「5層2.5階建ての家」/「輪と和をつなぐ家」より。

今回の外壁杉板の塗装見本を作成。
お施主様のイメージを踏まえ、黒~オリーブ~赤茶の6色をピックアップしてみました。
挽き粗木は塗装がよく浸透してくれるので深みがでます。

数々、外壁杉板塗装または無塗装も施工しましたが、こちら↓はシルバーグレイ色に仕上げています。玄関廻りは浸透性クリア塗装です。まもまく丸2年になります。

古色が好みの場合はこちら↓のウッドロングエコをつかって仕上げます。(木製バルコニーのところです。)シルバーグレイ色に変化していきます。

 

posted by しん at 11:16 PM

外壁杉板張りが始まりました。

2020年11月17日

「輪と和をつなぐ家」より。

暖かな今週、こちらの現場では外壁工事が開始しました。

今回の外壁仕上は宮城県産・杉板縦羽目(目地押さえ)張り + 一部、漆喰塗り です。

創では標準的に躯体、仕上げ材、以外に外壁にも地元の木材を出来るかぎりつかうよう、心がけています。

自然乾燥させた杉丸太の赤身部分だけをつかった杉板に真鍮釘で一本一本、目地押さえで固定していきます。

杉板は製材所で粗挽きして一段一段、桟を入れて自然乾燥させていきます。
手間と時間をかけて材料づくりから始まります。

posted by しん at 10:13 PM

「八掛納まり」

2020年11月3日

今日はちょっと技術的なお話を少ししたいと思います。

今年、お引き渡しをしました住吉にある「川風にさきわう家」のなかから言われないと気付かない技法をご紹介します。
それは、”八掛納まり”

下の二枚の写真を見比べてください。

(い)

(ろ)

それは何かというと建具枠をスッキリ見せていることなのです!

つまり、「見える線を細く、小さく」という意味です。

じっくりと見てみてください。

(ろ)が通常の建具枠の納まりと考えると、(い)の写真は窓の枠が非常に細く見えるはずです!
これを「八掛納まり」といい、大工さんの加工の技術をとりいれた、とても手間のかかる技法のひとつです。

決して薄い材料を接着剤でねばしているわけではございません。
漆喰で隠れている部分は通常の窓枠より厚くできています。

四角の木材の先端角を刀のように尖らせています。斜めになった部分に漆喰など左官材でかぶせていき、建具枠をぎりぎりまで薄くしています。
別な呼び方で、刀掛納まり、とも言います。

手間を惜しまず納めた建具枠はスッキリ見せることで、美しく思える納まりになります。

posted by しん at 7:16 AM

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